「借金の返済で生活が苦しいけど、ブラックリストに載るのは怖い…」
「このまま借金を抱えていたら、家族にも迷惑をかけてしまうかもしれない…」
借金問題で悩んでいる方の多くは、このような不安を抱えているのではないでしょうか。
任意整理は借金問題を解決するための手段として利用されることがありますが、その過程でブラックリストに登録される可能性があることを知っていますか?
任意整理を考えても、ブラックリストへの懸念から踏み出せずにいる方もいるかもしれません。
しかし、借金問題は早期の対処が肝心です。
今こそ、専門家に相談して具体的な解決策を探るときではないでしょうか。
この記事では、借金問題に苦しむ方に向けて、
- 任意整理のメリットとデメリット
- ブラックリストの実態と対処法
- 弁護士・司法書士への相談方法
上記について、多くの債務整理案件に携わってきた筆者の経験を交えながら解説しています。
具体的には、いつからいつまでブラックリストに登録されるのか、その影響や解除方法について紹介します。
目次
借金問題に悩むあなたへ。任意整理を検討する前に知っておきたいこと
ブラックリストを恐れるあまり借金問題の解決を先延ばしにしてはいけません。借金の悩みから抜け出し、新しい人生を歩み始めるために、任意整理について正しく理解することが大切です。
ここでは、任意整理を検討する際に知っておくべき重要なポイントを3つ解説します。
ブラックリストに載るのは本当に怖いことなのか?
「任意整理をするとブラックリストに載ってしまう。それが怖くて決断できない」という方は多いのではないでしょうか。
確かに、任意整理をするとクレジットカード会社などが管理する信用情報機関のブラックリストに登録されます。
そうなると、しばらくの間はクレジットカードの作成やローンの利用が難しくなるのは事実です。
しかし、ブラックリストに載ることを恐れるあまり、借金問題の解決を先延ばしにするのは賢明とは言えません。
借金を放置すれば、延滞や金利でどんどん額は膨らんでいきます。
返済の目途が立たなくなれば、自己破産に追い込まれるリスクもあるのです。
ブラックリスト入りは確かに避けたいことですが、それ以上に借金地獄から抜け出すことを優先すべきなのです。
実際、任意整理をした方の中には、「このままでは家族を養えない。将来のために決断して本当に良かった」と話す人が少なくありません。
ブラックリストへの登録は一時的な不便ではあるものの、それによって借金問題を解決できるなら、受け入れる価値は十分にあると言えるでしょう。
任意整理の手続きの流れと必要な書類について
任意整理は、弁護士や司法書士に依頼をして、貸金業者との交渉により借金を整理する方法です。
ただ、実際にどのような流れで手続きが進むのか、どんな書類が必要なのかわからず不安に感じる方もいるかもしれません。
まず、任意整理の基本的な流れは以下の通りです。
- 弁護士や司法書士に相談し、依頼する
- 借金の情報を開示し、家計の状況を報告する
- 弁護士等が貸金業者と交渉し、返済計画を立てる
- 計画に基づいて分割返済を始める
- 完済して手続き完了
このように、債務者が直接貸金業者と交渉する必要はありません。
弁護士等の専門家に依頼することで、適切な返済プランを立ててもらえるのです。
任意整理の手続きで必要な書類は、主に以下のようなものです。
- 借入金の契約書や明細書
- 収入を証明する書類(給与明細、確定申告書等)
- 預貯金通帳のコピー
- 印鑑証明書
- 住民票
弁護士等に相談の上、指示に従って必要書類を揃えていきましょう。
財産目録など、依頼先から求められた追加資料の提出にも協力が必要です。
任意整理の手続きは複雑で面倒に感じるかもしれません。
しかし、プロに任せることで債務者の負担ははるかに軽くなります。
手続きの流れや必要書類についてよく理解し、スムーズに進められるよう準備しておくことが大切だと言えるでしょう。
任意整理のメリットとデメリットを正しく理解しよう
任意整理にはメリットも多い一方で、デメリットもあることは事実です。
その両面をよく理解した上で、自分に合った債務整理の方法を選択することが大切だと言えます。
ここでは、任意整理の主なメリットとデメリットをまとめてみました。
任意整理のメリット:
- 弁護士等との相談は無料で受けられることが多い
- 手続き中の取り立てや督促を止められる
- 借金の総額を大幅に減らせる可能性がある
- 利息の支払いが無くなるため、完済までの負担が軽くなる
- 個人再生や自己破産と違い、手続きが裁判所を通さずに済む
一方、任意整理にはこんなデメリットもあります。
- 信用情報にブラックリストとして登録される
- ブラックリスト登録中は、クレジットカードのショッピング枠がゼロになったり、住宅ローンを組めなくなったりする
- 親族など、第三者の同意が必要な場合がある
- 直接貸金業者と交渉せず、弁護士等に任せるため、手続きの進捗が見えにくいことがある
- 過払い金の返還請求ができなくなる
メリット・デメリットはケースによって異なるため、必ず専門家に相談して自分に合う債務整理の方法を選ぶことが重要です。
ブラックリストに載るリスクだけを見るのではなく、借金を減らせるメリットにもしっかりと目を向けましょう。
そして、任意整理には向き・不向きがあることも理解しておく必要があります。
対象となる借金の種類は限られていますし、親族の同意が必須となることもあります。
「任意整理なら借金が減額できる」と過度に期待するのは禁物だと言えるでしょう。
自分に任意整理が向いているのか、メリットとデメリットを天秤にかけて慎重に見極めなければなりません。
それには、まず弁護士等の専門家に相談し、アドバイスを受けることが何より大切だと筆者は考えます。
任意整理を行うとブラックリストに登録される
任意整理を行うと、その情報が信用情報機関に登録され、いわゆる「ブラックリスト」に載る可能性があります。
ここでは、ブラックリストとは何か、どの信用情報機関に登録されるのか、そしてどのような情報が記録されるのかを解説します。
そもそもブラックリストとは?
「ブラックリスト」は一般的に、金融機関が新規のローンやクレジットカードの審査を行う際に参照する、信用情報機関に登録された情報のことを指します。
このリストに登録された人は、過去に借入や返済のトラブルがあったとされ、新たな借入やローンの審査が厳しくなります。
登録される信用情報機関「CIC」「JICC」「KSC」
ブラックリストに登録される信用情報機関は主に以下の3つです。
信用情報機関 | 正式名称 | 主な情報提供元 | 提供する情報 |
---|---|---|---|
CIC | 株式会社シー・アイ・シー | 銀行、クレジットカード会社など | 借入れの履歴、未返済情報、倒産情報、任意整理の情報など |
KSC | 全国銀行個人信用情報センター | 銀行を中心とした金融機関 | 倒産情報(個人破産、民事再生、個人再生)、任意整理の情報など |
JICC | 日本信用情報機関 | 消費者金融、信販会社など | 借入れの履歴、未返済情報、倒産情報、任意整理の情報など |
これらの機関は、金融機関が新規のローンやクレジットカードの審査を行う際に、借り手の信用情報を提供します。
どんな情報が記録されるのか?
ブラックリストに記録される情報は主に以下のようなものです。
- 借入れの履歴:過去の借入れや返済の履歴が記録されます。
- 未返済の情報:返済が滞っている場合、その情報が記録されます。
- 倒産情報:倒産した場合や自己破産した場合、その情報が記録されます。
- 任意整理の情報:任意整理を行った事実が記録されます。
以上の情報が信用情報機関によって5年間保持され、その間新たな金融取引が制限される可能性があります。
特に任意整理の情報が記録された場合、金融機関はそれを借り手の信用度が低いと判断し、新たなローンやクレジットカードの審査が難しくなることが一般的です。
このように、任意整理を行うとブラックリストに登録される可能性があります。しかし、借金問題を解決するための手段として任意整理を選ぶこと自体は悪いことではありません。重要なのは、その結果として生じる可能性のある制限を理解し、その上で適切な対策を講じることです。信用情報は時間とともに更新されますので、任意整理後も正確な返済を行い、再度信用を築き上げることが大切です。
任意整理でブラックリストに登録されるのは、いつからいつまで?
任意整理を行うと信用情報機関に登録され、ブラックリストと呼ばれるものに名前が載りますが、いつからいつまでその情報が残るのでしょうか。
ここでは、ブラックリストの登録タイミング、登録期間、内部ブラックという概念、そして開示請求について解説します。
受任通知を送付した日が登録タイミング
任意整理の手続きが始まると、まず弁護士が各債権者に受任通知を送付します。この受任通知が債権者に到達した日が、信用情報機関に登録されるタイミングとなります。
この日から、あなたの情報はブラックリストに登録されることになります。
登録される期間は約5年間
信用情報機関に登録された情報は、原則として約5年間保持されます。この間、新たなローンやクレジットカードの審査が難しくなると考えられます。
ブラックリスト登録から抜けるまでにかかる期間は?
任意整理をしてブラックリストに載ってしまった場合、そこから抜けるまでにはどのくらいの期間がかかるのでしょうか。
結論から言えば、ブラックリストに登録されてから5年から7年ほどで、抜けることができます。
ただし、その前提として滞りなく借金の返済を続けることが求められます。
一般的に、クレジットカード会社などの金融機関が利用する個人信用情報機関のブラックリストには、次のような異動情報が登録されます。
- 債務の不履行(未払い)情報:最長6年
- 強制的な回収手続きの情報:最長7年
- 債務整理の情報(任意整理、個人再生、自己破産など):最長10年
つまり、「債務整理をした」という事実は10年間ブラックリストに残ることになります。
しかし、債務整理後に誠実に返済を続ければ、その良好な支払い実績も個人信用情報機関に登録されるのです。
金融機関によっては、未払いや延滞、強制回収の記録がなくなる5〜7年が経過すれば、債務整理をした人でも与信が通るケースがあります。
過去の支払い実績を評価し、現在の返済能力を重視する金融機関では、ブラックリスト入りから5年程度でも新規の借り入れを認めてくれる可能性があるのです。
まずは「ブラックリストに登録されたら終わり」と悲観するのではなく、前を向いて一歩ずつ進んでいくことが大切です。
5年を過ぎても内部ブラックとして記録が残る場合がある
信用情報機関による情報の保持期間が終了しても、金融機関が独自に情報を保持している場合があります。これを「内部ブラック」と呼びます。
内部ブラックとなった場合、その金融機関からの借入れが難しくなる可能性があります。
ブラックリストに入っているか開示請求ができる
信用情報機関には自分の情報がどのように登録されているかを知るための「開示請求」の制度があります。
開示請求を行うことで、どの債権者からどのような情報が登録されているかを知ることができます。これにより、信用情報の管理と、必要な場合の修正申請を行うことが可能となります。
いつから5年?任意整理で信用情報が記録される登録期間任意整理でブラックリスト登録されると何ができなくなるのか
任意整理を行った場合、信用情報機関にその情報が登録され、ブラックリストに記載されることとなります。
この結果、一定期間金融取引に制限がかかることがあります。具体的にはどのような影響があるのでしょうか。
新たな借入が難しくなる
まず、新たな借入が難しくなるという影響があります。金融機関は、新規のローンを組む際に信用情報機関から情報を得て、その人の信用度を判断します。
任意整理の情報が登録されていると、金融機関はその人が過去に債務整理を行ったと判断し、新たなローンの審査が難しくなる可能性があります。
クレジットカードの利用が制限される
次に、クレジットカードの利用が制限されることもあります。クレジットカードの審査でも、信用情報機関の情報が参照されます。
任意整理の情報があると、新たなカードの発行や、既存のカードの利用限度額の引き上げなどが難しくなることがあります。
住宅ローンを組むのが難しくなる
さらに、住宅ローンを組むのが難しくなるという影響もあります。住宅ローンは大きな金額の借入れとなりますので、金融機関は特に厳しい審査を行います。
任意整理の情報があると、住宅ローンの審査に通るのが難しくなる可能性が高まります。
携帯電話の新規契約ができない場合がある
また、携帯電話の新規契約ができない場合があります。携帯電話会社もまた、契約を結ぶ際に信用情報を参照します。
任意整理の情報があると、新規契約や機種変更時の分割払いが難しくなることがあります。
他人の保証人になることが難しくなる
最後に、他人の保証人になることが難しくなるという影響もあります。保証人とは、他人が借り入れを行う際に、その返済義務を補償する役割を担う人のことを指します。
保証人になるためには一定の信用が必要とされます。任意整理を行ったことが信用情報機関に記録されていると、他人の保証人になるのが難しくなる可能性があります。
任意整理のブラックリスト入りは必要以上に恐れなくていい
任意整理を行った場合、その情報が信用情報機関に登録され、ブラックリストに記載されます。しかし、これを必要以上に恐れる必要はありません。
なぜなら、任意整理の情報は一定の期間が経過すると消え、またその情報が周囲に知られることはないからです。
事故情報はおよそ5年で消える
まず、任意整理の情報は、およそ5年で消えます。信用情報機関に登録された情報は、一定期間が経過すると自動的に削除されます。
したがって、任意整理を行ったとしても、それがずっと信用情報に残るわけではないのです。
就職や転職に影響はない
次に、任意整理が就職や転職に影響を及ぼすことはありません。信用情報機関の情報は、原則として金融機関などの特定の事業者しか見ることができません。
したがって、任意整理を行ったことが雇用に影響を及ぼすことはありません。
家族や恋人に影響はない
また、任意整理を行ったことが家族や恋人に影響を及ぼすこともありません。任意整理は、その人個人の債務整理であり、家族や恋人には一切の影響がありません。
また、その情報が他人に知られることはありません。
周囲にバレることがない
最後に、任意整理を行ったことが周囲にバレることはありません。信用情報は、法律により厳重に保護されており、無断で第三者に開示されることはありません。
任意整理のブラックリストの期間が終了した後はどうなる?
任意整理を行った結果、ブラックリストに登録されると、新たな借入やクレジットカードの発行、住宅ローンの組み換え、携帯電話の新規契約などが難しくなります。
しかし、ブラックリストの期間が終了した後はどうなるのでしょうか? 以下に各項目について詳しく説明します。
クレジットカードの発行について
ブラックリストの期間が終了した後、クレジットカードの発行は可能になります。ただし、即座に全てのクレジットカードが発行可能になるわけではありません。
クレジットカード会社によっては、ブラックリストからの解除後も一定期間、審査を通過できない場合があります。
審査基準は各クレジットカード会社により異なるため、複数の会社に申し込んでみることをおすすめします。
住宅ローンの申し込みについて
ブラックリストから外れた後でも、住宅ローンの審査は厳しいままです。任意整理後すぐに住宅ローンを組むのは難しいと考えておくべきです。
ただし、ブラックリストから一定期間が経過し、安定した収入と償還能力があると判断されれば、住宅ローンを組むことができる可能性があります。
カーローンの申し込みについて
ブラックリストから外れた後、カーローンの審査に通る可能性は高まります。
しかし、任意整理を経験した人がカーローンを組む際には、やはり信用度が低いと見なされる可能性があるため、審査が厳しくなることが予想されます。
こちらも信用情報をきちんと管理し、信用度を回復させる努力が必要です。
携帯電話の契約について
ブラックリストの期間が終了した後、携帯電話の新規契約や機種変更は通常通りに行うことができます。
携帯電話会社の審査は、クレジットカードやローンに比べて比較的緩やかなため、ブラックリストから外れた後すぐにでも新規契約や機種変更が可能となります。
ただし、過去の任意整理の経験が信用情報に記録されているため、一部の携帯電話会社では審査に時間がかかることもあります。
そのため、新規契約や機種変更を考えている場合は、余裕を持って申し込むことをおすすめします。
ブラックリストに載っても人生は終わらない!信用回復のための具体策
任意整理を行うとブラックリストに登録されてしまうのは事実ですが、だからといって人生が終わるわけではありません。
ブラックリストは永遠に続くものではなく、計画的に借金を返済していけば、必ず抜け出すことができるのです。
ここでは、ブラックリストに登録されても希望を失わず、着実に信用を回復していくための具体的な方法をお伝えします。
計画的な返済を続けることがブラックリストからの脱出への近道
「ブラックリストに載ったら、もうおしまいだ」そんな風に思っている方もいるかもしれません。
確かに、ブラックリスト入りすると一定期間は新たな借り入れができなくなるなど、経済的な不自由を感じることでしょう。
しかし、ブラックリストからの脱出は不可能ではありません。
その近道となるのが、計画的な返済を粘り強く続けていくことです。
任意整理で借金を減らせたとしても、残った借金は誠実に返済していく必要があります。
毎月の返済額や期日を、収入や生活費とすり合わせて無理のない返済プランを立てることが大切です。
安易に返済を滞納したり、自己破産に走ったりしては元も子もありません。
例えば、任意整理によって月々の返済額を5万円から2万円に減額できたAさん。
Aさんは、減額後の返済額をきちんと支払い続けました。
時にはボーナスの一部を返済に充てるなど、コツコツと借金を減らしていったのです。
こうした地道な努力を重ねた結果、Aさんはブラックリストから脱出し、新たなローンを組めるまでに信用を回復させることができました。
計画的な返済を継続するためには、家計管理の見直しも欠かせません。
- 固定費や変動費を把握し、ムダな出費を削減する
- 自分にご褒美を買うのは、返済に充てるお金を残してから
- 臨時収入があれば、返済額を増やして借金を早期に減らす
こうした意識を持って、収支のバランスを取りながら着実に返済を進めていくことが、ブラックリストから抜け出す一番の近道なのです。
ブラックリスト入りを恐れず、借金問題の解決を先延ばしにしないこと
借金を抱えて苦しんでいる時、ブラックリスト入りを恐れるあまり任意整理を先延ばしにしてしまう人もいます。
しかし、それは得策とは言えません。
借金問題の解決を遅らせれば遅らせるほど、状況は悪化の一途をたどるおそれがあるからです。
月々の返済に追われて生活が苦しくなる。
支払いが滞れば延滞金が加算され、借金はさらに膨らむ。
そうなると、家族にまで影響が及び、心身ともに追い詰められていくことでしょう。
ブラックリスト入りを恐れるよりも、このままの状況を放置することの方がよほど怖いはずです。
「ブラックリストに登録されるくらいなら、このまま借金を抱えていた方がマシ」そう考えるのは間違いです。
今の生活を何とか維持できているように見えても、それは借金という蓋をした圧力鍋の上で生きているようなものです。
いつ蓋が吹き飛んで、破滅的な状況に陥るかもしれません。
大切なのは、借金問題から目を背けないこと。
ブラックリストが怖いからと言って、現実から逃げては何も解決しません。
任意整理には、そんな皆さんの背中を押してくれる力があります。
たとえブラックリストに載ったとしても、それで人生が終わるわけではないことは先ほどお話ししました。
むしろ、任意整理を選択することで、借金の重荷から解放され、新しい人生をスタートさせるチャンスが生まれるのです。
借金にまつわる不安や悩みを一人で抱え込まず、今すぐ弁護士や司法書士といった専門家に相談することをおすすめします。
ブラックリスト入りのリスクも含めて、あなたの状況を丁寧に診断してもらえるはずです。
様々な借金の解決方法の中から、あなたに最適な選択肢を一緒に見つけていきましょう。
借金の悩みを抱えるあなたに伝えたい。任意整理を決断するタイミング
借金問題に苦しむ人にとって、任意整理は人生の再スタートを切るための有効な選択肢の一つです。
でも、実際にいつ任意整理に踏み切るべきなのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
借金の返済に追われて生活が苦しくなった時、それは任意整理を検討するサインかもしれません。
ここでは、どんな借金が任意整理の対象になるのか、どのタイミングで専門家に相談するべきかなど、具体的なアドバイスをお伝えします。
借金の返済で生活が苦しくなったら、それが任意整理を検討するサイン
「借金の返済に追われて、生活費が足りない…」
「返済日が近づくたびに、胃が痛くなる…」
こうした悩みを抱えているなら、それは任意整理を検討する重要なサインと言えるでしょう。
借金の返済が生活を圧迫し、精神的にも追い詰められている状態では、冷静な判断力を失ってしまいがちです。
そのまま借金を増やし続けると、いずれ自己破産に追い込まれるリスクもあります。
借金問題を放置せず、早めに任意整理の可能性を探ることが賢明だと言えます。
以下のような兆候が見られたら、任意整理を真剣に検討するタイミングです。
- 毎月の返済額が手取り収入の20%以上を占めている
- 返済のために別の借金をしたり、リボ払いに頼ったりしている
- 返済日が近づくと不安で夜も眠れない
- 家族に借金のことを話せず、一人で悩んでいる
こうした状況に思い当たる方は、一刻も早く弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。
借金の状況を把握し、任意整理を含めた様々な解決策を一緒に検討してもらえるはずです。
月々の返済額を減らすことで、生活にゆとりが生まれるかもしれません。
精神的な重荷から解放されることで、前向きに問題解決に取り組めるでしょう。
任意整理の対象となる借金の種類と、対象にならないもの
「借金さえ減らせれば、またやり直せるかもしれない」
任意整理に期待を寄せる一方で、こんな不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
実は、任意整理で減額や免除できる借金には限りがあります。
任意整理の対象になりやすいのは、主に以下のような借金です。
- クレジットカードやキャッシングのリボ払い・分割払いの残債
- 消費者金融やサラ金からの借入金
- 銀行カードローンや信用金庫・信用組合のカードローン債務
こうした無担保債務は、任意整理によって大幅に減額できる可能性が高いと言えるでしょう。
一方で、任意整理の対象になりにくい借金もあります。
たとえば、以下のようなケースが挙げられます。
- 住宅ローンなどの担保付き借入金
- 自動車ローンやリースの支払い
- 家賃や公共料金などの生活費用の滞納
- 給与や手当の差し押さえが決定している借金
- 税金や国民健康保険料などの公租公課
これらの借金は、任意整理の対象から外れることが多いのです。
ただし、住宅ローンでも任意売却によって大幅に減額できるケースもあります。
また、クレジットカードの現金化による債務も、任意整理で減額対象になり得ます。
弁護士や司法書士に相談することで、具体的な解決策が見えてくる
「借金を減らしたいけど、何から始めたらいいのかわからない…」
「任意整理にはお金がかかると聞いたけど、どのくらいなの?」
任意整理を検討し始めても、こんな風に途方に暮れている人もいるかもしれません。
実際、任意整理の手続きは複雑で、専門的な知識が必要とされます。
しかし、だからこそ頼りになるのが、弁護士や司法書士の存在です。
債務整理のプロである弁護士や司法書士に相談することで、以下のようなメリットがあります。
- 借金の現状を正確に把握し、任意整理にふさわしいかを判断してもらえる
- 債権者との交渉を代行してもらえるので、時間と手間が省ける
- 任意整理の具体的な進め方や注意点について、アドバイスがもらえる
- 過払い金請求など、他の債務整理の方法も検討してもらえる
- 分割弁済のシミュレーションをしてもらえるので、返済計画が立てやすい
弁護士や司法書士は、依頼者の立場に立って最善の解決策を一緒に考えてくれる心強い味方です。
法律の専門家として、債権者との交渉を有利に進められるでしょう。
もちろん、弁護士や司法書士に依頼するには費用がかかります。
でも、任意整理で借金を大幅に減らせれば、長期的に見てトクになるケースが多いと言えます。
着手金や報酬金の設定は事務所によって異なるため、無料相談を利用して依頼先を吟味することが賢明でしょう。
弁護士・司法書士ともに初回相談は無料の事務所が多いので、まずは気軽に問い合わせてみることをおすすめします。
【体験談】任意整理に成功した人の口コミ
2024年10月、任意整理に成功した人の最新の口コミ・体験談を集めました。これから債務整理をしようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。28歳 男性 エンジニア
45歳 男性 タクシードライバー
52歳 男性 飲食業
26歳 女性 フリーター
30歳 女性 事務職
44歳 男性 営業職
28歳 女性 OL
無料相談OK!任意整理におすすめの弁護士・司法書士事務所【2024年10月更新】
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対応地域 | 全国どこでもOK |
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相談料 | 無料 |
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対応業務 | 任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求 |
所在地 | 東京都台東区東上野1丁目13番2号成田第二ビル2階 |
③弁護士法人ひばり法律事務所
- 女性専用の窓口がある
- 債務整理に関する実績は2,000件以上
- 全国から0円で相談できる
弁護士法人ひばり法律事務所(旧名:名村法律事務所)は、債務整理や過払い金請求を強みとした法律事務所です。
過払い金請求について着手金が不要で、必要な経費は5千円ほど。基本的に成功報酬のみとなっており、良心的な価格設定です。
債務整理の法律相談は何度でも無料。女性専用の窓口を設けているため、男性と話すのが怖い人でも安心感があります。
25年の実績があり、相談件数は2,000件以上。東大法学部卒の優秀な弁護士に日本全国から0円で相談可能です。
相談時は匿名でも構いません。WEBから必要事項を記入して、無料相談しましょう。
対応地域 | 全国どこでもOK |
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相談料 | 無料 |
費用 (任意整理) |
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受付時間 | 年中無休(24時間) ※WEB |
対応業務 | 任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求 |
所在地 | 東京都墨田区江東橋4丁目22番4号6階 |
④弁護士法人・響
- 多数のメディアで監修実績あり
- 丁寧なカウンセリングに定評あり
- 無料診断で借金がどれくらい減るか分かる
弁護士法人・響は、多彩な専門性を持つ弁護士が揃い、債務整理や過払い金に関する包括的な解決策を提供する法律事務所です。
全国6ヶ所に拠点を有し、30名上の弁護士が所属するほか、税理士法人・行政書士法人・社会保険労務士法人・調査会社(探偵)とグループを組んで活動をしています。
テレビ・ドラマの法律監修など、メディアでも活躍。真摯に向き合う姿勢に定評があり、丁寧なカウンセリングで最適な解決策を提供してくれます。
相談料は無料で、24時間いつでも(年中無休)相談可能です。匿名で分かる減額診断では、1分でどれくらいの借金が減るか調べられます。
対応地域 | 全国どこでもOK |
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相談料 | 無料 |
費用 (任意整理) |
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受付時間 | 年中無休(24時間) ※WEB |
対応業務 | 任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求 |
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⑤司法書士法人はたの法務事務所
- 20万件以上の相談実績あり
- 満足度が95.2%を超える
- 着手金0円で過払い調査も無料
司法書士法人はたの法務事務所は、開業40年を迎える大手司法書士事務所です。債務整理に強みを持っており20万件以上もの相談実績があります。
着手金はかからず、過払い調査は0円。また、成功報酬の支払いは分割払いでもOKです。
債務者の負担を限りなく減らしており、優しさが伝わります。司法書士歴は27年以上で満足度は95.2%超え、実績も十分です。
借金の催促を今すぐ止めたい人、リボ払いや後払い決済などでお困りの人は、はたの法務事務所に相談するといいでしょう。
対応地域 | 全国どこでもOK |
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相談料 | 無料 |
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受付時間 | 年中無休(24時間) ※WEB |
対応業務 | 任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求 |
所在地 |
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⑥アヴァンス法務事務所
- 初回相談料は無料
- 3つの質問で分かる減額診断がある
- 15年を超える豊富な実績
アヴァンス法務事務所は、多くの実績と経験を持つ弁護士が所属する法律事務所です。
債務整理の問題を完済するまでサポート。迅速な解決策を提供するだけでなく、相談に対して丁寧に分かりやすく対応してくれるため信頼を得ています。
2007年6月の開業以来、15年を超える実績あり。女性専用ダイヤルを設けたり、進捗状況をWEBで管理できる仕組みにしているなど、きめ細かい対応が特徴的です。
コストパフォーマンスに優れた費用も魅力的で、初回相談料は無料。分割払いも対応しています。
無料の減額診断では、3つの質問でどれくらいの借金が減るのか分かりますよ。
対応地域 | 全国どこでもOK |
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相談料 | 無料 |
費用 (任意整理) |
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受付時間 | 年中無休(24時間) ※WEB |
対応業務 | 任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求 |
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⑦司法書士法人みつ葉グループ
- 年中無休で24時間受付
- 大手司法書士グループで安心できる
- 匿名で無料の減額診断を受けられる
司法書士法人みつ葉グループは、全国7ヶ所に拠点を持つ司法書士法人です。債務整理を中心に業務を行っており、複雑な借金問題でも解決に導いてくれます。
従業員は合計で200名を超えますが、所属している司法書士に懲戒歴などはなく安心して申し込めます。相談料はいつでも0円で、完済までサポート。
郵送物や電話の時間帯など配慮してくれるため、会社や家族にバレる心配がありません。
受付は、年中無休で24時間対応してくれます。キャッシングの返済に困っている人や2社以上の借り入れがあって借金が減らない人など相談するといいでしょう。
利息が高くて、いつ完済できるか分からない人も解決に導いてくれます。
対応地域 | 全国どこでもOK |
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相談料 | 無料 |
費用 (任意整理) |
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受付時間 | 年中無休(24時間) ※WEB |
対応業務 | 任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求 |
所在地 |
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⑧弁護士法人ユア・エース
- 全国から24時間365日受付
- 相談実績は17万件以上
- 初期費用0円で相談は何度でも無料
弁護士法人ユア・エース(旧名:天音総合法律事務所)は、債務整理問題に対して非常に定評のある法律事務所です。
法律のプロが任意整理・個人再生・自己破産などを徹底サポート。300万円以上の借金が0円になった相談者もおり、実績は十分です。
相談料は0円でWEBからすぐに問い合わせが可能。全国から24時間365日受け付けています。
費用相場も初期費用が無料で他社より安くなっています。
相談実績は17万件を超えており、債務整理に強い弁護士が在籍。過払い金請求は着手金が0円となっており、費用を最小限に抑えたうえで債務整理のプロに解決してもらえます。
対応地域 | 全国どこでもOK |
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相談料 | 無料 |
費用 (任意整理) |
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受付時間 | 年中無休(24時間) ※WEB |
対応業務 | 任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求 |
所在地 |
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⑨イージス法律事務所
- 親切丁寧なサポートで口コミ評価は4.5以上
- 年間1,500件以上の解決実績
- 債務整理の相談が初回無料
年間1,500件以上の解決実績を誇るイージス法律事務所。法テラス出身の弁護士も在籍しており、債務整理に関するプロのアドバイスを初回無料で相談できます。
家族や会社にバレない配慮も徹底しており、過払い金調査や書類作成など親身になって対応してくれます。各種費用のお支払いは、分割払い対応です。
イージス法律事務所に問い合わせてみたい人は、無料でできる借金の減額診断を受けてみましょう。最短30秒でどれくらいの借金が減るのか分かります。
返済が中々は減らないとお悩みの方や滞納している人も、診断を受けてみることをおすすめします。
対応地域 | 全国どこでもOK |
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相談料 | 無料 |
費用 (任意整理) |
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受付時間 | 年中無休(24時間) ※WEB |
対応業務 | 任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求 |
所在地 | 東京都中央区銀座6-2-1 Daiwa 銀座ビル3階 |
⑩新大阪法務司法書士事務所
- 着手金・報酬金が業界最低水準の1.1万円~
- 分割払いに対応
- 相談無料で全国から相談OK
新大阪法務司法書士事務所は、債務整理・借金問題に注力している事務所です。任意整理の着手金・報酬金ともに安いのが特徴といえます。
相談無料で分割払いに対応、また着手金・報酬金は金融会社1社につき1.1万円からと業界内では破格の設定です。
任意整理・個人再生・自己破産に対応しており、親身になってサポートしてくれるのが強み。事務所は新大阪駅の側に構えていますが、全国から相談可能です。
月々の返済額を今すぐ減らしたい人や家族や職場に内緒で借金を完済したい人は、新大阪法務司法書士事務所を頼るといいでしょう。
対応地域 | 全国どこでもOK |
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相談料 | 無料 |
費用 (任意整理) |
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受付時間 | 年中無休(24時間) ※WEB |
対応業務 | 任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求 |
所在地 | 大阪府大阪市東淀川区東中島1-20-12-518 |
まとめ
今回は、重い借金問題に悩まれている方に向けて、
- 任意整理を検討する際のブラックリストへの不安
- 借金問題を放置することのリスク
- 弁護士・司法書士に相談することの大切さ
上記について、数多くの債務整理案件に携わってきた、筆者の経験を交えながらお話ししました。
任意整理によるブラックリスト登録は、借金問題を解決するための手段ではありますが、一定の影響を及ぼすこともあります。
一般的には、任意整理手続き中から完了までの期間にブラックリストに登録されることが多いです。
ブラックリスト登録は信用情報に影響を与え、将来の借入やクレジット活動に制約をもたらす可能性があります。
しかし、一定の期間が経過することでブラックリストは削除されて、信用回復の道も開けます。登録期間は個別の状況や金融機関の方針によって異なるため、詳細は確認が必要です。
任意整理後の信用回復のためには、返済履歴の改善や借入制限を守るなど、良好なクレジット行動を継続することが重要です。